社会人として40代の時に読んだ本。ゴールドラット「ザ・ゴール」

こんにちわ。

社会人になってから、読んだ本の中で50代になった今も記憶に残っている本を紹介しています。

40代の前半は出張が多くて、新幹線や飛行機の中、宿泊したホテルなんかでけっこう本を読みました。

30代につづいて相変わらず、ビジネスマンとして悩んでいたこともあって、いろいろなジャンルのビジネス書を面白そうだと思ったら読んでいました。

今回は、ゴールドラットの「ザ・ゴール」を紹介します。

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ザ・ゴールはどんな本?

著者のゴールドラットは、イスラエルの物理学者です。

1948年生まれで制約条件の理論(いわゆる、TOC理論)の提唱者として知られています。

この本で説明した生産管理の手法をTOCと名づけ、その研究や教育を推進する研究所を設立しました。

その後、TOCを単なる生産管理の理論から、新しい会計方法(スループット会計)や一般的な問題解決の手法(思考プロセス)へと発展させ、アメリカの生産管理やサプライチェーン・マネジメントに大きな影響を与えた人です。

この本ですが、理論書というよりは小説みたいなものです。

主人公のアレックス・ロゴは、ある機械メーカーの工場長で、長引く採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられます。

残された時間は、わずかに3か月です。

3か月以内に収益体制を改善しなければ、工場は閉鎖され、多くの人が職を失ってしまうことになります。

半ば諦めかけていたアレックスは、学生時代の恩師ジョナに偶然再会したことをきっかけに、工場再建へ向けて意欲を燃やし始めるといったお話です。

当時、話題になった本です

当時この本は話題になりました。

「ザ・ゴール」は世界的なベストセラーにも関わらず、長い間日本で出版されなかった理由については、ゴールドラットは次のようにコメントしています。

「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人にこの本で書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」

そういった懸念から、21世紀になるまで日本での翻訳の許可が下りなかったと言われている「幻の名著」なんですよね。

小説の形式ですが中身は非常に実践的で、生産活動に関わっている人には必読の内容になっているといえます。

ぼくは当時、サプライチェーン・マネージメントに関わる仕事をしていましたので、取引先との話のネタに半分必要性にせまられて読んだ本です。

書店のビジネス本コーナーで黄色いやたらカラフルけれど、何が書いてあるのか表紙からはわからない分厚い本でした。

ですが、実際読んでみると、中身は小説なのでとっても読みやすかったです。

しかも小説なんですが、その内容はとても実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする内容です。

面白いストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれていて、日本の現場でも本当に役立ちそうだと思いました。

ただ実際のところ、この本で書かれているようなTOC理論を全て実践することは難しいようで、当時、その企業毎に自分の会社に導入して効果が出そうな部分だけを取り入れたところが多かったと聞いた記憶があります。

そうなるともはや、全体最適ではないけど。。。(笑)

更に本書では、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であることや、会計情報の正しい見方や落とし穴、見かけ上の「効率化」に隠されたワナなど、経営者が陥りがちな状態を主人公に投影することで私たちに気づきを与えてくれる良書だと思います。

とにかく、ビジネス署は苦手だけれど、小説なら読めるって人にはいい本です。

最後までおつきあい、ありがとうございました。

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