個人ユーザーが使うプリンターの今と昔

こんにちわ。

今では、どこの家でもパソコンの1台ぐらいはありますよね。

パソコンも10年以上前に比べると、家庭にずいぶん普及しました。

それに伴って、普及した周辺機器はネットワーク機器とプリンターじゃないでしょうか?

個人ユーザーが使うプリンターがどのように変わったか、振り返ってみます。

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個人ユーザー用のプリンターの種類

個人ユーザー用のプリンターを分類するとなると、印字方式による分類と、印字動作による分類ができます。

印字方式による分類では、「ドットインパクトプリンタ」「熱転写プリンタ」「レーザプリンタ」「インクジェットプリンタ」があります。

ドットインパクトプリンタ
縦横に並べたドットに対応する細いピンを、インクを吸着させた帯(インクリボン)に叩き付けて印刷する仕組みです。

通常はシリアルプリンタで、印字速度は遅いです。

熱転写プリンタ

テープに塗布されたインクを熱で融かし、紙などの対象物に転写する方式です。

レーザプリンタ

ページプリンタと言われることがあります。

1枚の印刷情報をレーザにより感光体ドラムに帯電して印刷画像を作り、カーボン粒子などのトナーを吹き付け、印刷用紙に転写、定着させる方式です。

インクジェットプリンタ

ドットインパクトのピンをインクの吹出筒(ノズル)にしたものです。

同時印字による分類では「シリアルプリンタ」「ラインプリンタ」「ページプリンタ」があります。

シリアルプリンタはタイプライタのように、1文字づつ印字する低速プリンタで、ラインプリンタは1行をまとめて印字します。

そして、ページプリンタは1ページの印刷情報を編集して蓄えて印刷する。

ページプリンタは画像の取り込みなどが自由にできる上に高速印刷ができます。

熱転写プリンタ

1980年頃にパソコン用のプリンターとして、熱転写プリンタが普及しました。

熱転写プリンタはテープに塗布されたインクを熱で融かし、紙などの対象物に転写する方式となっています。

一般家庭にパーソナルコンピュータが入り始めた時代には安価なプリンターとして販売されていました。

その後、ワープロ専用機、FAX、ラベルプリンター、航空チケット印刷などに使われるようになりました。

熱転写方式では、通常の用紙が使えますが、インクリボンを頻繁に交換する必要がありました。

プリンタ本体は比較的安価でしたが、リボン交換による維持費がけっこうかかりました。

多くのメーカーがこの方式のプリンタを販売していましたが、特に有名なのがNECが1985年に発売したPC-PR201T です。

(出典: 日本デザイン振興会「グッドデザイン賞1985」より)

ぼくは一回り小さいPC-PR101T持っていましたが当時10万円近くしたような気がします。

遅いし、無駄打ちしているとすぐにインクリボンがなくなっていきましたよ。

しかし、連続用紙にもカット紙にも対応し、カラー印刷もできましたね。

ドットインパクトプリンタ

パソコンが普及した頃に、熱転写同様に普及したプリンタがドットインパクトプリンタです。

当時はそれほど印刷速度を要求されず、むしろ価格のほうが重要だったので、1文字ずつ印字するシリアルプリンタが主に使用されていました。

ジーコジーコとうるさい音がするやつです。

初期のドットインパクトプリンタとして有名なのが、エプソンが1968年に発表したEP-101ですが、本格的に普及したのは、エプソンが1980年に発表したMP-80です。

これが安価なドットインパクトプリンタの最初だといわれています。

その後、NECが、1983年PC-PR201を発表すると国民機といわれたPC-9801の標準プリンタで、広く普及し、この仕様が後のNECプリンタの基本になったそうです。

漢字第1水準(ROMで第2水準も)が使え、24ピン、22×22ドット、40文字/秒で当時としてはハイスペックでした。

その後、各社からドットインパクトプリンタが発売されるようになると価格がどんどん低下した。

この頃は個人用パソコンではNECが大きなシェアを持っていたので、プリンタもNECと、その互換機であるエプソンが大きなシェアをとることになります。

1990年代になるとレーザプリンタやインクジェットプリンタが出現して、一般用途でのドットインパクトプリンタは次第に消えていくことになります。

(出典:ウィキメディア・コモンズ photo by Namazu-tron / CC by-sa 3.0)

レーザプリンター

レーザプリンタは、主にビジネスに利用される高速ページプリンタとして発展してきましたが、パソコン用のプリンタとしても普及した。

パソコン用レーザプリンタ分野でリーダーになったのがキヤノンです。

1975年にLBP-4000(レーザビームプリンタといった)を発表、その後続々とLBPシリーズ(現在ではSateraシリーズ)を発表しました。

当初の製品は紙詰まりがけっこうあって、詰まった紙を取り除くのに四苦八苦することが多かったですよね。

ちなみに、海外ではHPが最大のシェアをもっていました。

しかし、個人用としては価格が高いこと、それに加えてカラー化が遅れたことから、主流はインクジェットプリンタになっっていきます。

(出典:ウィキメディア・コモンズ photo by Hellisp / CC by-sa 2.5IT)

インクジェットプリンタ

ドットインパクトのピンをインクの吹出筒(ノズル)にしたものです。

いったん1ページ分の印刷情報を展開記憶するのはページプリンタと同じで、印刷はインクカートリッジと印字ヘッドが左右に往復しながらインクを噴射するシリアルあるいはラインプリンタに近いものです。

カラーインクを用いることにより美しいカラー印刷ができることが特徴で、ご存知の通り現在、個人用プリンタの主流になっていますね。

(出典:ウィキメディア・コモンズ photo by Leo13 / CC by-sa 3.0)

本格的に普及したのは1980年代中頃からで、エプソンのIP-130K、HPのThink Jet、キャノンのBJ-80などが人気でした。

その後、キヤノンは2001年からPixusシリーズ、1995年からColorioシリーズになり、現在に至っています。

各社ともに、プリンタ本体の価格を下げて、消耗品であるインクで利益を上げる戦略を採用したことから、家庭用プリンタはほとんどがインクジェットプリンタになりました。

今回もさいごまでおつきあい、ありがとうございました。

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