世の中のパソコンのスタンダードを作ったPC/AT互換機を振り返ってみる

こんにちわ。

今の世の中のパソコンの源流をさかのぼっていくとあるパソコンに辿り着きます。

そのパソコンはIBMのPCです。

IBMのPCは1981年に発売された、CPUがIntel 8088、メモリ16 KB~256 KBのパソコンです。
OSは、IBM BASIC、PC DOS 1.x、CP/M-86などを動かすことができました。

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「オープンアーキテクチャ」を採用

もともと、PCが誕生した当初はメーカーごとに規格もバラバラで、使用できる機器やソフトにも互換性はありませんでした。

その結果、「このメーカーのPCにはこのメーカーのものしか使えない」ということがおこり、PCがあまり普及しない原因になっていました。

しかし1981年にIBMから発売された「IBM PC」は、OSに初めてMicrosoftのMS-DOS(PC-DOS)を採用し、発売する際にPCを内部仕様を全て公開する「オープンアーキテクチャ」を採用しました。

(出典:ウィキメディア・コモンズ photo by Zarex / CC by-sa 3.0)

これは多くのメーカーにIBM PC用のソフトや周辺機器を販売してもらい、それによってユーザーを獲得することを目的とした戦略でした。

しかしその一方で、他メーカーがIBM PCのコピーを販売する、つまり「IBM PC互換機」を生むことにもつながってしまったわけです。

IBMのライバル会社にしてみると、すでに多くの対応ソフトや周辺機器が出揃っていて、しかも内部仕様が公開されているため、新しくPCをゼロから設計するよりも開発しやすいIBM PCをコピーして販売することは、様々な面で大きなメリットがあったからです。

IBM PC互換機はオリジナルのIBM PCと比較して同性能でかつ、安価であったことから、一般ユーザーにも爆発的に普及しました。(下の写真はコンパック)

(出典:ウィキメディア・コモンズ photo by Tiziano Garuti/ パブリックドメイン)

IBM PC/ATとIBM PC/AT互換機

IBMがオープンアーキテクチャを採用したIBM PCを発表すると、その後すぐにコピーPCであるIBM PC互換機が出回りましたが、同じように1984年にIBMが後継機の「IBM PC/AT」を発表すると、すぐにそのコピーPCである「IBM PC/AT互換機」が登場します。

この「IBM PC/AT互換機」が、現在世界中に普及しているPCの原型と言えるパソコンです。

IBM PC/ATおよびその互換機の仕様ですが、

CPU: 80286 6MHz(後に8MHz)

メモリ: 256KB~512KB(標準)

外部記憶: ハードディスクドライブ 20~30MB(標準)、フロッピーディスクドライブ 1.2MB×2基

ディスプレイ: EGA

84または101キーボード

シリアルポート、パラレルポート

AT拡張バス(後のISAバス)(XTバスも装備)

となっていています。

Windowsマシンは全てPC/AT互換機です

そして、現在OSにWindowsを持つPCは、基本的に全て「PC/AT互換機」に属していると言える状況です。

これはどのメーカーのPCもそうですし、自作PCも「PC/AT互換機」に分類されます。

全てのPCの規格が「PC/AT互換」ということは、ユーザーにとって非常に好都合なことですよね。

なぜかと言うと、ひとつの機器を異なるメーカーのPCでも使い回せる、ということだからです。

パソコンを新しく買い換えた時に、周辺装置や拡張ボードなどを新しいパソコンでも使えるということは、無駄な出費をしなくていいということですからね。

結局のところIBMは、互換機との戦いによってPC市場から早々に撤退することになりました。

しかし、世界中にPCを普及させるきっかけを作ったPC/AT互換機市場を生み出したという意味ではとても大きな功績を残したと言えるのではないでしょうか?

今回も最後までおつきあい、ありがとうございました。

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