当時はひそかにC言語よりも流行ってほしいと思っていた言語、「PASCAL(パスカル)」

こんにちわ。

ぼくが趣味でパソコンいじりをしていたときに、最初に触ったプログラミング言語は「BASIC」です。

ですが、アップルのマッキントッシュを触った時にちょっと気になっていた言語があります。

それが「PASCAL(パスカル)」です。

ぼくの中では、当時、C言語と主役の座を争う言語だと思っていました。

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PASCAL(パスカル)という名前

普通、パスカルというと、フランスの科学者を思い出します。

パスカルの原理の発見や、確率論の創始など、多くの科学的業績を残した人です。

もしくは、圧力の単位とか。

1パスカルは1平方メートル当たり1ニュートンの力が作用するときの圧力で、気圧についてはヘクトパスカルが用いられるのは誰でも知っていますよね。

プログラミング言語としてのPASCALは、ニクラウス・ヴィルトの設計によって生まれました。

今はあまり知られていない言語ALGOLなどの影響を受けていますが、簡素ですがよく整った言語仕様を持つ言語です。

特に教育を意識しており、構造化された制御構造など、その当時で言う「良きプログラミングの慣習」に沿ってプログラムが作成できるような仕様となっていました。

もちろん、Pascalという名前は、上記の科学者パスカルからつけられました。

PASCAL言語の特徴

Pascalの最大の特徴はコンパクトにまとまった厳格な文法と、その定義と言われています。

言語仕様が厳密で、ハードウェア環境への依存性が低く、抽象度が高くなっています。

そして、配列、レコード、集合、ポインタといった構造化データがそろっています。

また、if, while, repeatといった構造化制御方法が一通りそろっていて、再帰呼び出しも許されているといった特徴があります。

その一方で、これだけの言語でありながら処理系の負担が小さいという特徴がありました。

当初のアップルのマッキントッシュにおいてはシステムの開発およびアプリケーションのクロス開発用プラットフォームとして、Lisaという別のコンピュータを使用していましたが、Lisa の開発言語が Pascal だったためにMacintosh Toolbox と呼ぶ API においても、その呼び出し手法が Pascal に準拠するようになりました。

ぼくも一時期、マッキントッシュを使っていたので、その時にPascalを知りました。

なお、マッキントッシュのPascalのそれまでのPascal ではなく、record を class に拡張し、GUI 環境構築の記述に実用性を持たせたObject Pascal だったそうです。

そういえば、そうでした。

ぼくにとっては、マッキントッシュは言語を使うマシンではなかったので今のいままで忘れていました。

一方、DOS/Windows環境において、もっとも有名なPascalの処理系は、Borlandが発売したTurbo Pascalでしたね。

Turbo Pascalは1983年に発売され、Z80マシンのCP/Mや、8086マシンのCP/M-86, MS-DOSで動いていました。

その後、1980年代後半〜1990年代前半に一般ユーザーのパソコン環境のMS-DOS環境でのプログラム言語として大きな人気を得ました。

WordStar(というワープロ)風のキー操作を持った、当時としては高機能なフルスクリーンエディタを備えていながら、低価格だったので、個人プログラマーにはとても人気があったように記憶しています。

Turbo Pascalは、その後バージョンアップを重ねるにつれ、モジュール機能やオブジェクト指向の拡張を加え、やがてObject Pascalとなり、更にDelphiへと製品が変わっていきました。

しかし、Turbo Pascal と Delphi の成功によって、Borlandは急成長しましたが、C言語の人気には及ばなかったようです。

実際のところ、Turbo Pascalの開発者であるアンダース・ヘルスバーグは、1990年代にMicrosoftに移籍してのちに、C#を開発しましたし、Borland自身ものちに、Borland C++を開発します。

結局のところ、その頃までにはマイクロソフトの地位は盤石になっており、マイクロソフトがPacalを担ぐことがなかったことがPascalが衰退していった原因なんじゃないでしょうか。

Pascalという言語は、開発しやすさという意味では他の言語を凌ぐ性能を持っていたとぼくは思っていましたが、参考書があまり出回っていない、みんながやってるものをやった方が安心、といったスパイラルになっていったんでしょうね。

残念です。

今は、そういった言語があったなーと思いだす程度ですが。

最後までおつきあい、ありがとうございました。

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