こんにちわ。
パソコンでプログラミング。
最初はどんな言語をやりましたか?
今なら、マイクロソフトのVisualBasicでしょうか?
ぼくが高校生だったか、大学生だったの頃、初めて触った本格的なプログラミング言語もBASICでした。
今も昔も、パソコンからプログラマーになった人にとってプログラミング言語の原点と言えばBASICですよね。
BASIC言語
ちなみにぼくらがIT系の会社に入社したころは、BASIC、COBOL、FORTRANなんかをはじめに勉強しますが、今ですとJavaとかですかね?(笑)
説明するまでもないですが、BASICは手続き型プログラミング言語のひとつです。
「ベーシック」と読みます。
名前の由来ですが「beginner’s all-purpose symbolic instruction code」といい、初心者向けのプログラミング言語を指しています。
BASICはこれまたFORTRANの文法が基になっています。
初心者向けのプログラミング言語として、1970年代以降の特にパソコンで広く使われました。
主な特徴をご紹介します。
- 高水準言語であるが、もともとは構造化などたいして高水準な機能は無い。
- インタプリタとして実装された処理系が多い。
- 編集環境を兼ねた一種のシェルのようなコマンドラインインタプリタを持つものも多い。
- 初期のBASICではすべての行頭に行番号を必要とし、GOTO文などの飛び先は行番号で指定する。
- プログラムは先頭行から実行される。
- 明示的な変数宣言を必要とせず、変数を使用し始めたところで宣言したものと解釈される。
- 文字列変数の内容等を除いて、大文字と小文字を区別しない。
- 算術演算子以外の記号は極力使わない。
- 使ったことのない変数を使うと勝手に変数が作られ、また中身は自動的に初期化される(数値型は0、文字列型は空文字列)。
などなど、初心者の使いやすさを優先するがゆえに、中途半端な言語でもあったように記憶しています。
BASICを普及させたのはマイクロソフト
BASICは1964年に米国ダートマス大学にて、教育用などを目的としてダートマスBASICが開発されたのが最初です。
実は最初は、大型コンピュータ上で動いていたらしいですよ。
その後、このBASICを元にパソコン版では、基本機能を最小限にしたうえでインタプリタとして実装されたものが販売されていました。
1970年代末になると、8ビットCPUを使った自作コンピュータでTiny BASICを動かし、その上でゲームを実行させるのがホビーストの目標となりました。
スタートレックとか昔懐かしいゲームなんかです。
同じ時期に、メーカー製のコンピュータにBASICインタプリタがROMの形で搭載されはじめ、一気に当時のマイコンにおける標準言語の地位を獲得しました。
この時に搭載されたBASICインタプリタの大半はマイクロソフト製で、ここからマイクロソフトのBASICが広く普及するようになります。
日本で普及したのはN88-BASIC
ところで、日本では爆発的に普及したBASICと言われるとやっぱり、「N88-BASIC」を思い出します。
N88-BASICは、NECのパソコンであるPC-8800シリーズおよびPC-9800シリーズに搭載され、標準プログラミング言語として使用されたBASIC言語です。
1981年に発表されたPC-8801に初めて搭載されたスタンドアロンBASICで、「えぬはちはちベーシック」と読みます。
ブート時にROMから自動的に起動するものを「ROM-BASIC」、専用ディスクから起動してFDDやHDDを扱えるように機能拡張したものを「DISK-BASIC」と呼んでいました。
ぼくは、DISK-BASICの世代です。
ちまちまとプログラムを打ち込んでは、実行(Run)させていました。
このころはまだ、MS-DOSはなかったんじゃないかな?
フロッピーでいきなりDISK-BASICが立ち上がってましたから。
その後、DOS版のベーシックが出てきて、社会人になったころには、BASICコンパイラも発売されていましたよ。
工場の現場ではパソコンが普及し始めていたころで、ちょっとしたデータ収集やデータ解析、機械制御などにBASICコンパイラが活躍していたのを覚えています。
BASICの本家本元はマイクロソフトです
BASIC言語については、いろいろな機関、メーカー、個人がインタープリタやコンパイラを出していますが、やはり本流と言えばマイクロソフトになるんじゃないかなって思います。
BASICは、マイクロソフトの基盤を築いた製品と言えます。
最初に登場したのは1975年で、ホビ用のマイクロコンピュータMITS Altair 8800用のAltair BASICです。
このAltair BASIC インタプリタは、マイクロソフト社を設立したポール・アレンとビル・ゲイツが開発しました。
その後、このBASICは色々なプラットフォームに移植され、Microsoft BASIC は儲かるソフトウェアライセンスビジネスの基盤となります。
多くのパソコンに移植されたBASICはROM-BASICの形でROMに格納され、マシンの電源を入れると”READY.”(または”Ok”)などのプロンプトを表示して直ちにBASICが起動するようになっていました。
その後、マイクロソフトのBASICはDOS向けのインタプリタとコンパイラが商品化されます。
そして、1985頃にQuickBASICとなり、1991年から、多くのプログラマーが知っているMicrosoft Visual Basicへと変わりました。
今はもう、Visual Basicは単体では売ってないんでしたっけ?
Visual Studioで統合されているのでしたっけ?
もし個人で使いたい場合は、Visual Studioの無償版を使えばVisual Basicを体験できたと思います。
そういえば先日、子供と一緒に、こどもパソコン「IchigoJam」を組み立ててBASIC言語で遊びました。
子供にBASIC言語の説明をしながら、結構覚えているもんだなって思いましたよ。(笑)
最後までおつきあい、ありがとうございました。
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